共同研究実用化ブーストプロジェクト
藻由来βカロチン内包ナノ粒子による新規抗酸化薬剤の効果検証
【研究内容】
藻類は種々の抗酸化物質を産生する。特にβカロチンの抗酸化効果は強力であるが脂溶性物質であるため送達の点から用途は限局される。本プロジェクトでは高い抗酸化能を有するエキネノンをナノ粒子化して送達の問題点を解消する。そのうえで①抗血小板薬起因性消化管傷害の抑制、②運動機能回復促進の2項目について有効性を検証し、知財化する。酸化ストレスは疾患の85%に関連するため、同薬剤の用途は多様であり開発の意義は大きい。